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フェアポート・コンヴェンションとキング・クリムゾン

 先日は刑事コロンボのシンセの音をテルミンだと長年思い込んでいたのがわかった。
 思い込み恐るべし。関係ないが昔、フェアポート・コンヴェンションとキング・クリムゾンの関係についても勘違いしていた時期があった。しかし、新たな疑問も最近出始めているのです。
 フェアポート・コンヴェンションのファーストが好きだった。曲がいいし、カバーのセンスも抜群。1968年という時代の雰囲気もギンギンに感じるし、フォークロック、サイケ、トラッド、カントリー等幅広い音楽性にも惹かれる。そしてイアン・マシューズとこのアルバムで脱退してしまった女性ヴォーカル、ジュディー・ディブルの声と二人のバランスが素晴らしい。セカンドからはサンディー・デニーにヴォーカルが変わり、バンドの雰囲気は一変した。
 ところで、ファーストのクレジットにはヴォーカルのイアン・マシューズのクレジットがイアン・マクドナルドになっており、僕はこのアルバムを始めて聴いた30年前頃からの数年間、キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドだと思っていた。クリムゾンのファーストが1969年なので、イアン・マクドナルドは1968年にフェアポートでこのアルバムを残した後、クリムゾンに参加したものと勝手に思い込んでいたのだ。後にイアン・マクドナルドが本名でイアン・マシューズが芸名だと知り、この仮定は崩壊するのだが...。クリムゾンのファーストのI talk to the windやMoonchildといった佳曲はフェアポート・コンヴェンションのファーストにも通じる雰囲気があると感じていたので何だか自然な流れのように感じていたのでした。
 ずっと恥ずかしくてこの勘違いは人に言っていなかったのですが、最近、youtubeでクリムゾンの前身、ジャイルズ、ジャイルズ&フリップのデモに先述のフェアポート・コンヴェンションの初代ヴォーカリストのジュディー・ディブルが参加しているという音源を発見、しかも曲はI talk to the wind!イアン・マクドナルドの移籍説は崩壊したが、フェアポート、クリムゾンの流れはまんざら勘違いではなかったことを実感。しかし、未だに混乱しています。誰がどこでどーなったんだか。クリムゾンも人の出入りが多いバンドだし、もしも詳しい人いらっしゃったら教えてください。

ファーストの1曲目。ファーストのメンバーを残す貴重な映像。リチャード・トンプソンのギター最高。

クリムゾンのファーストとアレンジが微妙に違う。後に出たジャイルズ、ジャイルズ&フリップのファーストよりこっちの方が好きだ。
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フェアポートのファーストとクリムゾンの超有名なファーストのジャケット


by melody_circle | 2018-05-11 16:58 | favorite | Comments(0)